シーズンの戦い方 2

出走台数が規定を満たしてオフィシャル扱いとなるレースに出走した場合、
このセッションの走行内容によるSR(Safety Rating)の変動はもちろん、
レースの結果によるiRatingの増減、およびチャンピオンシップポイントを得られます。

iRating
iRatingとはドライバーの勝負強さを表す数字で、我々iRacerは他人の力量を
推し量るのにこのiRatingに注目します。

iRatingの増減は、同じレースに参加している他のiRacerたちのiRatingとの相対値で決まりますが、概ね半分より上でフィニッシュしていれば+、下なら-の場合がほとんどです。
要するに、iRatingの大きい人は上位フィニッシュが多いという見方ができるわけです。
iRatingによる評価システムは非常によくできていて、自分のスキルには適当と思われる数字から大きく変動しません。



SOF(Strength of Field)
このiRatingはレースで得られるチャンピオンシップポイントにも深く影響しています。
レースごとに、出走者のiRatingによって決まる“場の強さ”を表す数字、
SOF(Strength of Field)という数字があります。
レースに参加した他のiRacerたちのiRatingが低く、SOFの低いレースで優勝を
しても、強豪ばかりでSOFの高いレースで健闘しての3位とか4位の方が
得られるチャンピオンシップポイントは高いです。
過去の実績から例をだすと、SOF1600のレースで優勝しても100ポントしか
得られませんが、SOF2359のレースで4位フィニッシュしたときには106ポイント
得られました。
また、このようにそのドライバーが1レースで得られるポイントも、
よほどのラッキーが無い限り、それほど大きく変わらないのも、この評価システムの
絶妙な部分です。
ちなみに前出のSOF2359のレースでの優勝は147ポイント得られます。

Championship Point

では、たくさんのレースに出走していけばチャンピオンシップポイントは
多く得られるのでしょうか?
そういうわけではありません。
人にはそれぞれに現実の生活があります。
毎日のようにiRacingと向き合える人もいれば、週末しか時間がとれない人も
当然います。
そんな生活リズムの異なる世界中の人々が平等に競い合えるのがiRacingの
スゴいところなのです。

1週間のチャンピオンシップポイントは、その週のオフィシャルレースへの
出走回数のウチ、得点の高い方の半分のレースの平均得点となります。

つまり、その週のオフィシャルレースに4回出走して、
それぞれのレースで100、42、86、75というポイントを得たとします。
この場合、4回のウチ、得点の低い方の2回のレースで得た
4275は考慮されません。
得点の高い方の2レース、100と86の平均値である93というポイントが
その週のチャンピオンシップポイントということになります。

このように12週間を競い合い、
得点の高い8週間分のチャンピオンシップポイントの合計でランキングを争います。