ドライバーの格付けシステム

ライセンスクラス
iRacingに登録したすべてのメンバーは、RoadレーシングとOvalレーシング
のそれぞれに独立したライセンスを持つことになります。

本日現在の僕のライセンスです。

iRacingは、このドライバーのライセンスを決定するためのある種の
格付けシステムによって、一般的なレーシングゲームでは味わえない、
リアルな競技体験をユーザーに与えてくれます。

各メンバーのライセンスは、Rookieクラスからスタートし、
Rookie→D→C→B→A→Pro→Pro/WCとクラスアップを
目指していくことになります。

ライセンスクラスに見合ったクルマが設定されていて、自分のライセンスクラスを
上げていくことによって、参加できるシリーズ戦の選択肢が拡がっていきます。

Road RookieクラスのメンバーがクラスAのクルマであるIndycarを
所持していても、オンラインセッションには参加できないわけです。
ただ、時折行われる単発のイベントなど、アンオフィシャルなレースへの参加や
テスト走行は出来るようになっています。

SR(Safety Rating)
このライセンスを決定するのに用いられる数字がSR(Safety Rating)です。
ライセンスのヘルメット下に書かれているライセンスクラスに続く数字がSRです。
僕の場合、RoadがクラスA 3.49、OvalがクラスC 3.80となっています。

このSRは各ドライバーの安全度を示す数字です。
全てのドライバーは、Road、Oval共にRookie2.50からスタートします。
そして、オフィシャルシリーズの予選、レース、およびタイムトライアルといった
オンラインセッションへ出走し、そのセッション内での走行内容に応じて
増減します。

オンラインセッション内での他車や壁との接触やコースオフ、スピンによって
Incident ポイント(以下Inc)がカウントされます。

※プラクティスセッションでもIncはカウントされますが、SRの増減はありません。

SRは過去のセッションも含め、最近の200コーナー通過に対するIncの割合で
ドライバーのスキルを評価し算出されます。

クラスアップは基本的には1シーズン(13週間)終了後に行われる
ライセンスプロモーション時に行われます。
※RookieクラスからクラスDへの昇格は4週間ごと。

このライセンスプロモーション時にSRを3.00以上保持していることと併せて
現在の自分のライセンス以上のオフィシャルレースもしくはタイムトライアルに
4回以上出走していれば、晴れてクラスアアプとなります。

また、降格もあり得ます。
ライセンスプロモーション時点でSRが2.00を下回っていると、
下のクラスへ降格になります。

ライセンスプロモーションは基本的にシーズンの切り替わり時に行われますが、
ファーストプロモーションによって、シーズン途中でも昇格/降格が行われます。
昇格は、前述の出走回数の要件を満たし、且つSRが4.0を上回った場合に
直ちに行われます。
また、降格はSRが1.0を下回ると直ちに行われます。

SRがドライバーの振る舞いを支配
このライセンスシステムによって各ドライバーはSRを上げよう上げよう、
下げまい下げまいとします。
すなわち、接触やコースオフ、スピンを喫しないよう、事故を避け、
自己を抑え、極力Incをカウントされないように努めます。

実際のレースと同様に、ドライバーはアクシデントによって失うものがあるので、
あからさまなブロックや故意の接触といったムチャな振る舞いは
殆ど見られません。
プログラム的にということではなく、その厳格な統括や
基本的に実名での参加と言う要素もあり、インターネットを介しての
コミュニティとは思えないほどに匿名性は無く、リアルな社会性を要求されます。

そして、これこそが!!
iRacingの高品質なレースを実現しています。